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インバウンドフレンドリーを目指そう・・なんちゃってDMOではできないことをやる!(2)

インバウンドフレンドリー3

さて、 このインバウンドフレンドリーを目指そうは、”インバウンドの訪問率がかなり大きい (中国人約2割、米国1割など)のに、宿泊者の割合や観光消費額が日本最下位という奈良県をテーマに議論しています。

奈良ネクスト推進協議会さんのサイトへの寄稿コラム 第3回は、(手前みそですが) ”鋭く”、 この不泊、そして低消費額のからくりを考えようとしています。 (皆さん、秘密のケンミンショーで一喜一憂しても何もインバウンドには届きません。地道に、惑わされずにインバウンド対策をすることが大事ですよ。)

論点の流れとしては、アジア系では、中国と台湾にフォーカス、どちらも個人旅行者の割合が増えていっていますが、 どこに泊まりたがるかということでは、 中国人は買い物ができる場所により多く泊まる。そして台湾人は、より自然のある場所を求めて地方へ分散するという傾向が出ています。また、中国人は何年か遅れて台湾人のトレンドを真似ししているとのことです。 ( 鄭世彬氏の著書 ”爆買いの正体”を読んでみましょう。面白いですよ。)奈良は、確かに”鹿人気”はすごいのですが、ショッピングセンターは無理としても、自然へのアクセスの良さとその美しさをもっとビジュアルにSNS映えで伝えていかないといけないかもしれません。

そして、欧米人ですが、広島のように、県の英文サイトやロンリープラネットにしっかり2泊以上で旅程を提案していること(食事場所のお勧めも含めて)をベンチマークとし、奈良公園界隈に終わらず、せめて中部への周遊利便性をもっとアピールすることが重要で、多くの欧米人が高野山に向かっているルートを奈良中部(明日香や吉野など)経由にすることが効果的ではないかと考えています。

このコラムもインバウンド戦略のよいヒントになるのではないかと自負しています。なんちゃってDMOが増え続ける中、こういう分析的アプローチで戦略を立てることができる人材を増やしていかないといけないのではないでしょうか?

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